ラオス料理のカオピヤックセン(ເຂົ້່າປຽກເສັ້ນ)をヒントに作られた『まいめん』。ラーメンでもうどんでもない、まるでお餅をすすっているようなモッチリ食感が特徴です。
まいめんの特徴
ラオスのカオピヤックセンは、薄味のスープに米粉とタピオカ粉で作られた麺が入っており、卓上調味料やトッピングで自分好みの味に調整して食べるものが主流です。
一方、まいめんは、鶏ガラ出汁の黄金スープに甘辛味の皮つき三枚肉など、しっかりとした味付けが特徴。
薄味のカオピヤックセンと違い、そのまま食べても美味しく感じられるように味が調整されているので、どなたでもお召し上がりいただけます。
まいめんのこだわり
まいめん最大の特徴は何と言っても、自家製の米麺です。本場のカオピヤックセンは麺が緩めなのに対し、まいめんは日本人好みにコシのあるもちもち食感にアレンジ。
米粉とタピオカ粉の割合、加水率、製麺技術など、店主のとことんこだわり抜いた味をぜひご賞味ください。
まいめんに込められた想い
日本人の主食として一般的に思い浮かぶのはお米ですよね。次いでパンや麺類ではないでしょうか。
しかし、最近では日本人のお米の消費量が減少し、お米の廃棄率が高まっているという現実もあります。特に高齢者層ではお米よりもパンを選ぶ傾向が増えているそうです。
もちろん、小麦粉の食品も美味しいですが、なぜか日本人が真っ先に思い浮かべる「お米」を使った麺が一般的になっていないと私は常日頃から疑問を抱いていました。
色々と考えた結果、たどり着いた答えが「日本人はお米の食べ方にこだわりがあるから」。
お米が好きな人というのは、白米が好きな人が多いですよね。私も白米大好きです。かためがいい、やわらかめがいいなど、人によってこだわりも様々です。
一方で、白米として美味しいお米をわざわざ加工して食べようと思う人は少ないような気がします。
また、パンのふわふわ食感、麺のつるつるしこしこ食感を出すには、どうしてもグルテンが含まれている小麦粉に軍配が上がります。また、値段も小麦粉の方が安いです。
そんな日本人特有の“お米観”と経済面が背景にあるため、お米を使った麺が一般的にならない。そのように私は考えました。
ある日、初めてカオピヤックセンを食べた時、直観的に「これは日本人が好きな味だ!」と思いました。
お米を使った麺では、フォーやビーフンといった選択肢もあります。しかし、カオピヤックセンの麺は一味違います。まるでお雑煮のお餅をすすっているような、もちもち食感が「懐かしい!」とさえ思わせてくれるほどです。
「カオピヤックセンなら、日本でもお米を使った麺が広まるきっかけになるかもしれない」
この想いから、私はカオピヤックセンをアレンジし、まいめんを開発しました。
そして、まいめんがラーメンやカレーライスに次ぐ「新たな国民食」となり、国内の食の課題に対処する一助となることを期待して、日々の研究を重ね、お米を活かした新しい食のスタイルを提案し続けています。