どうも! 教え方と伝え方のスーパーバイザー、きむにぃ(@kimuniunchi)です。
思うように人を操る方法があったらすごいと思いませんか?
「営業でなかなか契約が取れない」「上司を説得することができない」など、相手を操るできなくて悩んでいないでしょうか。
実は、ほとんどの人がつい操られてしまう心理学のテクニックというものがあるのをご存知でしょうか。このテクニックを使うことで自分が思ったように相手を動かすことができるんです。
そこで、この記事では人を操るのに効果的な心理学のテクニックや法則について解説します。
今回、紹介する方法は実際僕が効果を実証したものだけです。ぜひ、最後まで読んでくださいね!
相手がお返ししたくなるよう操作する心理学
人を操る心理学のひとつめは返報性の原理です。
返報性の原理とは、人に施しを受けると、ついお返しをしたくなってしまうという心理学の法則です。
例えば、誰かから少し高いプレゼントをもらったら、「なんだか悪いなぁ」と思いついお返ししたくなりますよね? 振り返ると日常生活にはたくさんの返報性の原理があります。
・仕事を手伝ってくれた同僚の仕事を手伝ってあげる
・無料の抽選くじに参加した後、アンケートに回答する
訪問営業でいきなり「お話だけでも聞いてもらえませんか?」と言われてもほとんど断られてしまいます。しかし、「今こちらのご近所で弊社の商品をお配りしているのですが、受け取っていただけますか?」と言われたらどうでしょう。
「とりあえずもらっておくか」という気持ちになり、さらに「もらってばかりじゃ悪いから話だけは聞いてやるか」という考えになるのではないでしょうか。
何度も会って好印象を抱いてもらう心理学
取引先のお偉いさんや、気になるあの子に好印象を抱かせる方法があったら良いですよね。それを可能にする心理学の法則がザイオンス効果です。
ザイオンス効果とは、同じ人に接する機会が多ければ多いほどその人の印象が良くなるという心理学の法則です。
例えば、毎朝駅で顔をあわせる人がいた場合、「この人知ってるな」となんとなく親しみを感じることってありませんか? 一言も口をきいていなかったとしても、話しかけられたら、つい「あぁ、いつもの」と応じてしまうと思います。
これを営業に置き換えると、商品やサービスを売ることは後回しにして、とにかくお客さまとの接点を増やす。数回顔を合わせても、世間話だけをして帰る。そして信頼関係が築けたところで初めて「そういえばこんなことで困ってませんか?」と商品の話をする。
初対面でいきなり売りつけようとすセールスマンより、何度も顔を合わせて顔なじみになった人の方が「買ってあげてもいいか」と考えてしまいますよね。
商品やサービスの購入ハードルを下げる心理学
人は最初に過大な要求をされると、その後の要求を受け入れやすくなるという心理が働きます。 これをコントラストの原理(別名ドア・イン・ザ・フェイス)といいます。
例えば、あなたが時計を購入しようと時計店に行ったとします。いろいろ見ていると店員が「良かったらこちら付けてみませんか?」と声をかけてくれました。「かっこいい時計だな」と思っていると「こちらの腕時計は、一番グレードが高いため56万円です」と言われました。
一般的な感覚なら「それは高い! 無理だ!」ということになりますよね。そこで断ったところ、「それでしたら、こちらはいかがですか。グレードは下がりますがお値段は値ごろの12万円です。ローンなら月々1万円でご購入いただけますよ!」と言われたら、「それくらいなら」と思ってしまわないでしょうか。
コントラストの原理は、最初の要求と2回目以降の要求に大きく差をつけることで、2回目以降の要求を受け入れてもらうというテクニックです。差を大きくするというところがポイントです。
限定性の原則で行動を促す
限定性の原則とは、期間や個数などに制限を設けた物の方が魅力的に感じるという心理です。
これは、様々なところで使われているため、具体例を見ていただいた方がわかりやすいと思います。
・タイムサービス 今から1時間こちらの商品20%引き!
・ご購入いただいた先着5名様に1,000円分の商品券をプレゼント
よくある心理学のテクニックですが、つい「今のうちに買わなきゃ!」と動いてしまいますよね。
【平成最後のボージョレ・ヌーボー解禁】
— きむにぃ@教え方を教えるブロガー (@kimuniunchi) February 8, 2019
コピーライティングの技術に限定性というのがある。期間や個数を制限することで今買わなきゃという心理が働く
「3日間の特別セール」「限定10個」「先着5名」など
冒頭のコピーが秀逸なのは
・ボージョレ・ヌーボー
・平成最後
限定性が二段構えのところ
限定性の原則は簡単に使えます。営業などで「実はこの価格にできるの今日だけなんですよ」と言うことで最後のひと押しができるかも?
特別扱いしてその気にさせる心理学
人は特別扱いされることで嬉しくなり、つい操られてしまうことがあります。この心理学テクニックをハード・トゥ・ゲット・テクニックといいます。
恋愛の話になりますが、そんなに気にしていなかった異性からお土産を渡されて、「実はこれ、あなただけ特別なモノなんだ。だからみんなには内緒だよ」と言われたら少しドキッとして相手のことが気になってしまいますよね。
また、八百屋で買い物している時に「お客さん、べっぴんさんだね! 特別に50円引きにしちゃおう!」なんて言われるとつい嬉しくなり「またこのお店に来ようかな」と思ってしまいます。
相手に「特別だよ」「あなただけだよ」というようなことを感じさせることで相手の行動を操るきっかけを作ることができます。
まとめ
今回紹介した心理学の法則はすべて僕が効果を実証したものです。では、これらで人をどう動かしたかというと……。
実は、僕がこれらを駆使されて操られてしまった張本人です(笑)。
返報性の原理でいろいろと無料でやってもらい、ザイオンス効果で何度も交流を重ね、コントラストの原理で最初の要求を断り申し訳ない気持ちになり、限定性の原則で今買わなきゃという気にさせられ、最後に特別扱いされて見事に動いてしまいました。
これらはどれかひとつだけ使うのではなく、組み合わせて使うことで不自然さをなくし、自然な形で相手を操ることができます。
ぜひそれぞれの特徴を取り入れて営業などに活かしてみてください。きっと驚くほどの効果が表れるはずですよ!
というわけで今回は、人を動かす5つの心理テクニックを紹介しました。では!