頭がいい人は、皆から信頼されているし仕事もできて憧れますよね。あなたの周りにも、「頭がいいなぁ」と思うような人はいませんか?
頭がいい人の話し方をすると、よい印象を与えることができ頼りにされます。そんな話し方を身につけることができたら、嬉しいですよね。
しかし、頭がいい人の話し方とは具体的にどのようなものなのでしょうか? そこでこの記事では、頭のいい人がやっている話し方の特徴を10つご紹介します。
頭がいい人とは?
会話のなかで「あの人、頭がいいよね」という話が出たことはありませんか?頭がいい人とは、一体どんな人のことをいうのでしょうか。
頭がいいというと、勉強ができる人のことを思い浮かべるかもしれません。しかし、社会人になってからはほとんどの場合、仕事の能力やコミュニケーション能力が高い人のことを指します。
動きや話に無駄がないことが多く、頭がいいと思われる話し方をしています。
頭がいい話し方をするメリット
頭のいい話し方をしなくても、とくに支障はないのかもしれません。しかし、頭がいい話し方をするとメリットもありますよ。
それは、周りの人から信頼し尊敬されること。頭のいい人の話は、説得力がありますよね。そして無駄がないので信頼ができ慕われます。
また、先を読む力がつくため、思考が変わります。それでは、詳しく解説します。
説得力があり信頼される
頭がいい人は、疑問に対して的確な答えを導き出します。「どうして〇〇しなければいけないのか」の、「どうして」の部分に対する答えをはっきりと持っているのです。
ですから、とても説得力のある話し方をします。説得力のある話し方をする人は信頼され、職場においては新しい仕事を任されることもあるでしょう。
営業職なら、仕事をたくさん取れるようになれますよ。頭がいい話し方をすれば、人間関係も仕事も上手くいきますよ。
思考が変わり視野が広くなる
頭のいい人の話し方をすれば、自分の思考も変わります。周りが何を考えて話をしているのかが、理解できるようになるからです。
頭のいい人は、頭の回転が速いです。周りの状況を見ながら未来のことを考えるため、常に思考を張り巡らせています。
頭のいい人の話し方を真似るのもひとつですが、考え方も真似すると自分の思考が変わり視野が広くなりますよ。
頭がいい話し方だと思っていた!?実はNGな話し方
あなたは、自分を「頭がいい人の話し方をしている」と思いますか?得意げに話をしていても、実は頭が悪い人と思われているかもしれません。
頭がいい人がっている話し方をご紹介する前に、実はNGな話し方を解説します。普段やってしまっていないか、確認しながら読み進めてくださいね。それでは、詳しく見ていきましょう。
話が長く内容が薄い
知っていることをたくさん話そうとして、会話が長くなっていませんか?短すぎるのも考え物ですが、長すぎる会話は聞き手が飽きてしまいます。
説得力があり聞く価値のある内容ならよいのですが、内容が薄くダラダラと話をしているだけでは「頭が悪い人」と思われてしまいますよ。
頭のいい人は多少話が長くても、聞き手にとって有意義なものになります。反対に頭が悪い人の話は、内容が薄いです。
話が抽象的で分かりにくい
頭がいい人は、分かりやすい言葉で話をしてくれます。例え話をするときも、身近なものや相手が興味を持っているものを使って例えます。
あなたは例え話をするとき、相手にきちんと伝わっているでしょうか?話が抽象的で分かりにくいと、どんなにいい話をしていても耳に入りません。
自分ではカッコイイ例え方をしていると思っていても、相手にとっては分かりにくく伝わっていない可能性もあります。
レスポンスが遅い
仕事が忙しいとき、メールの返信をついつい後回しにしていませんか?頭がいい人ほど、返信が早いといわれています。後回しにするほど、やらなくなることを分かっているからです。
メールだけではなく、会話にも同じことが言えます。分からない質問をされたとき、黙ってしまっていませんか?頭のいい人はそのとき分からなくても、「調べて、後ほど報告いたします」などとすぐに返事をします。
「今は分からない」ということはどちらも共通していますが、黙ってしまうと頭が悪い・仕事ができないという印象を与えてしまいます。なにかしらのレスポンスをするだけで、頭がいい・仕事ができるというイメージを持たれます。
頭のいい人がやっている話し方10の特徴
職場などで「あの人頭いいなぁ」と思っても、具体的にどこでそう感じるのか分かりますか?なんとなく頭いいなと思っていても、言葉で表現するのは難しいですね。
ここからは、頭がいい人がやっている話し方を10つご紹介します。あなたの周りの頭いい人も、当てはまるかもしれません。それでは、早速見ていきましょう。
言葉遣いが丁寧
頭がいい人の話し方は、言葉遣いが丁寧です。なんだ、そんなこと?と思うかもしれませんね。実は、とても大事なことです。
下品な言葉遣いや年齢不相応な若者言葉を使う人は、少し頭が悪く見えませんか?実際に頭がいいかどうかは関係なく、言葉遣いひとつで頭がいいか悪いか印象が決まってしまいます。
あなたの周りにいる頭がいい人も、きっと上品で丁寧な言葉遣いをしているのではないでしょうか。
言い換え表現ができる
頭がいい話し方をする人は、ネガティブな内容をユーモアたっぷりに言い換えることができます。例えば、「あの人は自分勝手だよね」と言うのではなく、「あの人は素直な人だよね」などと言い換えることができます。
ネガティブをポジティブに変換できる人は、普段から前向きな発言をしていることが多いです。小さな幸せを見つけるのが得意な人ですね。
周りを不快にさせないのも、頭がいい人の話し方の特徴です。
してほしいことを明確に伝える
頭がいい人の話し方は、相手に何をしてほしいかを明確に伝えます。この場合のしてほしいこととは「甘えてお願いする」のではありません。「依頼をする」と言ったほうが分かりやすいでしょうか。
例えば、上司に書類のチェックを依頼する際は「チェックしてください」や「アドバイスが欲しいのですが~」と、ハッキリしてほしいことをはじめに伝えます。
回りくどい言い方をしないため、聞き手にとっても会話がスムーズですよね。
結論を先に言う
頭のいい人は、結論から先に話します。言い換えると、前置きが長くないということですね。前置きが長いと言い訳のように聞こえてしまい、頭が悪い人という印象を与えます。
忙しく仕事をしている場面では、前置きが長く結論まで時間がかかるとイライラされてしまうことも。人の時間を奪わないことも、頭がいい人がやっている話し方です。
話の全体像が見える
頭がいい人は、「起承転結」のような全体像が見える話し方をします。前述の「結論から話す」にも似た部分がありますが、先に結論を言うことで何について話をするのかが分かるからです。
聞き手にとってストレスのない会話ですね。とりわけ仕事においては、問題点やそれを改善していくためにスムーズなコミュニケーションも必要です。
頭がいい人は「今何が問題なのか」を会話の先頭に持っていき、それを解説すための情報を後から話します。そうすることで、ゴールが見えやすくなるというわけです。
物事を俯瞰的な視点で捉えられる
頭がいい人は、物事を俯瞰的な視点で捉えて発言します。常に先のことを考えて行動ができるため、視野が広い人が多いです。
そのため、周りがどんな動きをして困っている人はいないか、自然と観察できています。問題が起きてもすぐに解決することができ、ますます周りに頼りにされますよね。
頭が柔軟なため選択肢も多く、チーム全体を解決に導きます。
スケジュール管理が得意
スケジュール管理が得意なことも、頭がいい人の特徴です。スケジュール管理ができる人は、優先順位が分かる人。会話においても、その能力を発揮することができます。
たとえば何かトラブルが起きたとき、自分のペースを崩せない人っていますよね。頭がいい人は、問題を解決するために臨機応変に対応することができます。
指示も的確で、誰がどんな順番で何をするかを正確に話すことができます。
客観的な視点が持てる
客観的な視点で意見が言えるのも、頭がいい人の話し方です。頭がいい人は、自分の感情で話をしません。主観を交えないということですね。
「私は〇〇だと思います」というように自分の感情を交えるのではなく、「〇〇というデータがあるため、〇〇と言えます」と客観的に根拠に基づいた意見を言います。
このように客観的な視点が持てる人は、説得力がありリーダーなどに抜擢されることも多いです。
感情的にならずに常に冷静
何かトラブルがあったとき、感情的になって怒る人を子どもっぽいなと思いませんか?頭がいい話し方をする人は、たとえ怒っていても感情的にならず常に冷静です。
頭がいい人は感情的に話をしても意味がないことを知っています。そして優先順位をつけることも上手なので、今は誰かを責めたり落ち込んだりするときではないと分かっています。
事実を受け止め自分がすべきことに集中するため、クールと思われることも。取り乱さないので、周りに安心感を与えます。
話をまとめるのが上手
頭がいい話し方をする人は、話をまとめるのが上手です。
会議でも客観的な視点で周りをよく見ているため、「〇〇という意見が出ていますが、〇〇という考え方もありますね。ということは、問題点は〇〇で~」と上手く話をまとめます。
また、頭のいい話し方をする人は、人の気持ちを理解するのも上手です。上手く意見が言えないメンバーがいても「〇〇ということでしょうか?」と要点をまとめて言い換えてくれる場面もあるでしょう。
頭がいい人の話し方をするコツ
頭がいい人に、憧れますよね。憧れるだけではなく、同じような話し方をして少しでも近付きたいものです。しかし、一体何から始めればよいのでしょうか。
ここでは、明日からでも始められる「頭がいいな」と思われる話し方をご紹介します。カンタンなので、ぜひ試してくださいね。
相手に伝わるように噛み砕いて話す
頭がいい人の共通点は、「相手に伝わるように話している」ということです。相手が理解できるように、噛み砕いて話をします。
頭がいい人は、決して難しい言葉を使って知識をひけらかしているわけでもなく、一方的に会話をしているのでもありません。相手との対話を大事にし、自分が話すことではなく相手に理解してもらうことをゴールとしています。
ですから、会話をするときは相手の気持ちに寄り添って言葉を選んでみましょう。
相手に興味を持つ
一方的に話をする人は、決して頭がいいとは思われません。会話をしている相手を置いてきぼりにしてしまっては、何も理解されませんよね。
頭のいい人の話し方をするのも大切ですが、まずは相手に興味を持ちましょう。相手のことを知らなければ、どんな言葉を選べば伝わるのかもわかりません。
また、対話ではなく独りよがりのスピーチになってしまいます。相手に興味を持つことは、頭がいい人の話し方をする第一歩です。
ゆっくりと落ち着いて話す
早口でまくしたてられると、騒がしい人だなという印象を受けますよね。何を話しているのかも理解できず、頭がいい人だなとは思えません。
相手に言いたいことを伝えるためにも、ゆっくりと落ち着いて話しましょう。落ち着いた話し方をする人は安心感があり、聞きやすく感じます。
また、ゆっくりと話をすることで相手がどこまで理解できたか確認もでき、おすすめです。
頭のいい人の話し方をしたいなら教え方と伝え方の相談所がおすすめ
考え方や話し方のクセは、すぐには直せませんよね。今すぐ頭のいい人の話し方をしたいと思っても、地道な訓練が必要です。それに、自分自身を客観的に見るのは意外と難しいものです。
そんなときは、教え方と伝え方の相談所を利用するのがおすすめです。教え方と伝え方の相談所なら、あなたの話し方を客観的にアドバイスすることができます。
修正したほうがいいところだけではなく、伸ばしていきたい良いところも引き出せますよ。ひとりで訓練するのが難しいな・ほかの人に見てもらいたいと感じている方は、教え方と伝え方の相談所を利用してみてくださいね。
「教え方と伝え方の相談所」なら、マンツーマンで自分自身とじっくり向き合うことができます。無料体験レッスンもありますので、お気軽にお問い合わせください。
【まとめ】頭のいい人は相手に伝わる話し方をしている
頭のいい人がやっている話し方の特徴と、コツをご紹介しました。頭がいい人の話し方の特徴で共通しているのは、相手に合わせた言葉を選んでいるということです。
自分の話を一方的に聞いてもらうのではなく、相手との会話を大事にしています。ですから、聞き手にとって話が分かりやすいし伝わります。
本当に頭がいい人は、専門用語を多用したり難解な言い回しをしたりせず、相手によって話し方を変え、誰に対しても伝わるよう心がけています。
頭がいい人の話し方をしたい方は、ぜひこの記事を参考に練習してみてくださいね。