どうも! 教え方と伝え方のスーパーバイザー、きむにぃ(@kimuniunchi)です。
人付き合いが苦手で悩んでいませんか?
「できれば他人と関わらず生きたい」「なるべく話しかけないで欲しい」そう思ってもなんとか苦手を直したいと思っていないでしょうか。
実は人付き合いが苦手なことは直さなくてもいいんです。そのままの状態で、人生を今よりもっと楽しむことができます。
そこで、この記事では人付き合いが苦手な人のために、どういう考え方を持てばいいのか解説します。
人付き合いの悩みは我々人間にとって大きな悩みです。しかし、少し視点を変えるだけでこうした悩みは嘘のように解消できます。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!
人付き合いが苦手な理由
「人付き合い 苦手」などのキーワードで検索すると、人付き合いが苦手な人のための克服方法がいくつか出てくると思います。
それらのサイトでは「他人に興味を持つ」とか「自分から話しかける」というようなことが書かれていますが、イマイチしっくり来ていないのではないでしょうか。
それもそのはず。人付き合いが苦手な人は他人に興味がないわけでも話しかけたくないわけでもないからです。興味もあるし話もしたいけど、自分に自信がなく、深い関係を持った時に傷ついてしまうのが怖いから人付き合いしたくないのです。
そのため、無理して積極的に会話に入るなど、いわゆる克服方法をいくら試してみたところで、人付き合いが苦手じゃなくなることはありません。
人付き合いが苦手なことは直さなくていい
そもそもの話、人付き合いが苦手なことは直さなければいけないのでしょうか。結論から言ってしまうと、人付き合いが苦手であることを直す必要はありません。
人付き合いは別の言い方をすると「交際」です。そして交際とは、他人との付き合いです。自分の家族に対して人付き合いや交際とは言わないですよね。
家族は基本的に信頼関係を前提にした人間関係ですが、他人との付き合いは、信頼関係がある場合とない場合があります。
例えば、何かあった時にお互い助け合える友人というのは信頼関係がある人付き合いと言えるでしょう。一方、たまたま飲み会の席で一緒になった人とか、仕事上どうしても接しなければならない人というのは信頼関係がない人付き合いです。
そして信頼関係がある人付き合いにおいては、そもそも「人付き合いが苦手」と感じることはありません。何でも話し合える親友、いつでも頼りになり、また頼りにしてくれる上司、信頼関係が築けているのであれば、「傷つくかもしれない」と考えることはないからです。
つまり、人付き合いが苦手と感じるのは信頼関係がない相手に限られます。信頼関係がないのですから、無理に付き合う必要などなく、苦手であることを直す必要もないということになります。
他人にどう思われようが関係ない
人付き合いが苦手なことを直さないというのは、「他人にどう思われようが関係ない」という生き方をすることです。これはとても勇気のいることです。
中には「付き合いの悪い奴と思われたくない」「他人に嫌われたくない」という人もいるでしょう。そういう人は、 苦手を克服するための方法をいろいろと試してみてもいいかと思います。
しかし、よく考えてもらいたいのですが、「付き合いの悪い奴と思われたくない」「他人に嫌われたくない」というのは、他人の望む姿になり、他人の期待を満たそうとしていることに他なりません。
こうした姿勢を個人心理学を創始したアルフレッド・アドラー博士は「他人の人生を生きているのと同じである」と言っています。
他人の人生を生きてませんか?
— きむにぃ@教え方を教えるブロガー (@kimuniunchi) February 5, 2019
「あの人、私のこと嫌いなんだ」
「あいつのことが頭から離れない」
他人が何を思おうが何をしようが、あなたにはどうすることもできません。
変えられない他人のことで悩むのは他人の人生を生きるのと同じこと。
自分の人生を生きましょう。#アドラーのことば
相手があなたのことをどう思うかは、その相手にしか決められません。相手にしか決められないことを悩み、それに合わせようとするのは、他人の人生を生き、自分の人生を無駄に過ごすことです。
信頼関係を築きたい相手ならば話は別ですが、そうでないのなら無理して付き合う必要はありません。人付き合いが苦手であることを受け入れ、他人にどう思われても構わないと勇気をもって考えてみてください。
他人の人生から解放されれば、あなたにとっての世界はもっと明るく自由になるはずです。
どうしても人付き合いが必要な時は……。
とはいえ、一切の苦手とする人付き合いを断つということはなかなか難しいと思います。
例えば、学校の懇談会、自治会の集会など、親や役員といった役割のため、どうしても人付き合いしなければならない場面というのは出てきます。
そこで、どうしても人付き合いが必要な時に役立つ方法をいくつか紹介します。
質問や返答のパターンを用意しておく
人付き合いが苦手な人は、会話に入ることができなかったり、入れたとしても会話が続かなかったりすることに苦痛を感じます。
そこで、あらかじめ質問や返答のパターンを用意しておき、いざ会話しなければならないという時に使うという方法があります。
会話が続かない人用の文言集
— きむにぃ@教え方を教えるブロガー (@kimuniunchi) February 5, 2019
1️⃣ 相手が話好きな時
「その話もっと聞かせて!」
「それからどうなったの?」
2️⃣ 特に話すことがない時
「休みの日って何してるの?」
「学生の時、何部だった?」
3️⃣ 興味のない話題の時
「すごーい」
「なるほど!」
「勉強になる!」
「へー…」
質問のパターン、相槌などの返答パターンをそれぞれ用意しておくことで、会話が続かないということを防ぐことができます。
会話を続ける方法についてもっと深く知りたいという方はこちらの記事がオススメです。
話すのがつらいなら聞き役に徹する
人付き合いが苦手な人は、話し下手であることをコンプレックスに感じている人が多いです。
もし話すのがつらいのであれば、自分からは積極的に話さず、相手にどんどん話をさせてしまいましょう。さきほどの質問と返答のパターンと合わせることで、聞き役に徹することができます。
人付き合いが苦手なことを告白する
さきほど「他人の人生を生きてはいけない」ということを述べましたが、頭では理解できても、それを実践するには相当な勇気が必要です。
そこで、他人に嫌われたり、付き合いが悪い奴と思われたりしないように、あらかじめ人付き合いが苦手であることを告白するという方法があります。
「あまり人付き合いが得意じゃないから、黙っちゃうことが多いけど、決して悪気があるわけじゃないからね。」というようなことを言っておけば周囲も無理して話しかけることはなくなります。
まとめ
アルフレッド・アドラー博士が「人の悩みはすべて対人関係の悩みである」と断言したほど、人付き合いの悩みというのは我々にとって大きなテーマです。
しかし、自分をありのままに受け入れ、他人の人生から解放されることで、あっという間に人付き合いは楽になります。僕も以前は人の評価ばかり気にして辛い思いをしましたが、この考え方と出会ってからは霧が晴れたような気分になりました。
個人心理学(アドラー心理学)は、こうした対人関係の悩みを解決するのに打って付けです。有名な本ですが「嫌われる勇気」は全編にわたって対話形式で書かれているため、非常に読みやすくかつ個人心理学の基本を知ることができるので大変おススメです。
というわけで今回は、人付き合いが苦手な人に持ってほしい考え方を紹介しました。では!