どうも、教え方コンサルタントのきむにぃです!
一緒にいて楽しい人や、この人って優秀だなぁ、と思う人ってみんな話し方がうまいですよね。
自分も話し方がうまくなりたい! と思っても何をどうすればいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では話し方がうまいと思わせるテクニックを具体例を交えて紹介します。
話し方がうまくなれば、人と会話するのが楽しくなります。ぜひ、最後まで読んで実践してみてくださいね!
話し方が上手い人は全体像を先に話す
話し方がうまい人は、話しの全体像を先に話します。いきなり詳細を伝えても聞き手は「何の話をしているんだろう?」と疑問に思い頭に話が入って来ません。
詳細から話す、というのは、いきなりノースダコタ州の地図をみせられて「最大の都市ファーゴはここにあります」と指し示されるようなものです。
そもそもノースダコタ州がどこにあって、何という国の州なのか、日本からどれくらい離れているのか、そういったことがまったくわからないですよね。
世界地図を先に見せて指し示してくれれば、アメリカ合衆国の州だということがわかります。
話し方もこれと同じで、いきなり詳細から話し始めて「何の話をしているのだろう?」と疑問を抱かせてしまうのはうまい話し方とは言えません。
これからする話はどういう話なのか、話の方向性をきちんと示すなどして、聞き手に話の全体像をみせてあげるようにしましょう。
接続詞を適切に使う
話し方がうまい人は接続詞を適切に使います。適切な接続詞を使うことで、一文ごとの意味や、文と文のつながりが明確になり、筋の通った話し方になります。
接続詞がないと、その一文が何を伝えようしているのか、ぼやけた感じになってしまいます。接続詞を適切に使うことで、理由や付け加え、結論がどこで述べられているのかがわかりやすくなります。
なお、接続詞を使う時は同じ接続詞を連続で使わないように気を付けてください。同じ接続詞が多く使われると意味が伝わりにくくなり、くどい印象を与えます。「そして」「また」「しかし」は重複して使いがちな接続詞です。
その一文が何を伝えようとしているのかをきちんと考え、バリエーション豊かに、適切な接続詞を使うようにしましょう。
余計な情報を入れないと話がうまく聞こえる
話し方がうまくない人は、ひとつの話にいろいろな情報を詰め込みがちです。話か方がうまい人は、シンプルに伝えたいことを伝えます。
言いたいことがたくさんあるという気持ちもわかりますが、聞き手としては余計な情報が入ってくると、何の話をしているのか、いまいち掴みにくくなってしまいます。
プライベートな会話であれば、多少ダラダラと回り道するのもいいかもしれませんが、うまい話し方と思われるためには、やはり伝えたいことをシンプルに伝えた方がいいです。
これから話そうとしていることのテーマは何か、一番伝えたいことは何かを考えれば、自然と余計な情報は入らないようになります。
必要な主語を省略しないで話す
日本語は主語を省略しても意味が通じることが多いです。しかし、必要な主語まで省略すると意味が伝わらなかったり、誤解されたりしてしまいます。話し方がうまい人は、必要な主語を省略しないようにしています。
上記の主語を省略した例文では、山田さんがどこの机にコーヒーを置いたのか、わからないですよね。
その後の「手伝いをしたお礼」でようやく山田さんが私にコーヒーをくれたことはわかりますが、それでも一礼して自分の席に戻ったのが「私」なのか「山田さん」なのかはわからないと思います。
必要な主語を省略してしまうと、本当に伝えたいことが伝わらず、聞き手に誤解を生じさせます。特に人物が多く登場する話しの場合、主語を省略すると大きな混乱を招きます。
話しの前後関係から主語を省略しても意味がわかる時はいいですが、そうでないときは原則として主語を省略しないようにしましょう。
話し方がうまい人は心地よいテンポで話す
話し方がうまい人は、リズミカルで聞いていて心地よいテンポで話します。難しく感じるかもしれませんが、一文を短くするだけでテンポの良い話し方になります。
一文というのは文章でいうと句点(「。」のこと)から句点までの文のことを指します。
一文が長いと、テンポが悪くなり、聞き手を疲れさせます。強調したい部分も伝わりにくくなり、話しの内容がすべて平坦に聞こえてしまいます。
話し手としても一文が短い方が、余裕をもって話すことができるので「えー」「あー」といった余計な言葉が入ることも防げます。
例え話を用いると話しがうまく伝わる
話し方がうまい人は、例え話の達人です。難しい話を例え話を用いてわかりやすく説明できれば、話し上手と言われるだけでなく伝わる話し方ができます。
難しい話も身近なものに置き換えたり、具体例などを入れたりして説明すると、わかりやすくなります。
置き換えの例え話は、一般的に広く知られていることや、相手の身近なものなどに例えてあげると、より伝わりやすくなります。
高度なテクニックではありますが、何かを説明した後に「たとえば……」と言うクセをつけるようにすれば、脳が一生懸命考えようとしてくれます。
日常生活でも常にアンテナを張って、置き換えられるもの、似ているものなど共通点を探すようにしてみるといいかもしれませんね。
話し方がうまい人は間をとって注目させる
大事なところで、しっかりと間をとって話すと注目を集められます。話し方がうまい人は、間を操ることも上手です。
話の一部分を強調しようとするとき、つい大きな声で話す人がいますが、それよりも間をとってから強調したいことを言った方が強く印象に残ります。
「エベレストの登山料は……ひとり250万円もします」と単に間を取るだけでもいいのですが、例文のように、疑問形にしてからの方が、聞き手が考える間ができるので、よりインパクトを与えることができます。
普段何気なく流れで話しているようなことも、伝えたい部分、知ってもらいたい部分の前で間を取ってみて、相手が注目してくれるか確かめてみてください。
まとめ
いくつかのテクニックを紹介しましたが、いずれのテクニックも、聞き手という相手の立場に立った工夫ということができます。
話し方がうまい人は、常に相手のことを考え、どういう話し方であれば伝わりやすいか、わかりやすくなるのかを第一に考えています。
思いやりのある話し方は相手も好意的に聞いてくれますし、心を開いてくれるきっかけにもなります。
相手を思いやる話し方ができるよう、まずは紹介したテクニックをぜひ、活用してみてください。
というわけで、今回は話し方がうまい!と思わせる7つのテクニックを紹介しました。では!