どうも、教え方コンサルタントのきむにぃです!

一緒にいて楽しい人や、この人って優秀だなぁ、と思う人ってみんな話し方がうまいですよね。

自分も話し方がうまくなりたい! と思っても何をどうすればいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では話し方がうまいと思わせるテクニックを具体例を交えて紹介します。

話し方がうまくなれば、人と会話するのが楽しくなります。ぜひ、最後まで読んで実践してみてくださいね!

話し方が上手い人は全体像を先に話す

話し方がうまい人は、話しの全体像を先に話します。いきなり詳細を伝えても聞き手は「何の話をしているんだろう?」と疑問に思い頭に話が入って来ません。

朝は眠いですからまず洗顔でシャキっと目を覚まします。次に朝食を食べ歯をみがきます。最後は着替えです。理由は洗顔や朝食、歯みがきで服を汚さないためです。
朝起きてから家を出るまでの行動は、洗顔、朝食、歯みがき、着替え、の順番にするのが合理的です。朝は眠いですからまず洗顔でシャキっと目を覚まします。次に朝食を食べ歯をみがきます。着替えを最後にするのは洗顔や朝食、歯みがきで服を汚さないためです。

詳細から話す、というのは、いきなりノースダコタ州の地図をみせられて「最大の都市ファーゴはここにあります」と指し示されるようなものです。

ノースダコタ州のファーゴ

そもそもノースダコタ州がどこにあって、何という国の州なのか、日本からどれくらい離れているのか、そういったことがまったくわからないですよね。

世界地図を先に見せて指し示してくれれば、アメリカ合衆国の州だということがわかります。

世界地図

話し方もこれと同じで、いきなり詳細から話し始めて「何の話をしているのだろう?」と疑問を抱かせてしまうのはうまい話し方とは言えません

これからする話はどういう話なのか、話の方向性をきちんと示すなどして、聞き手に話の全体像をみせてあげるようにしましょう。

接続詞を適切に使う

話し方がうまい人は接続詞を適切に使います。適切な接続詞を使うことで、一文ごとの意味や、文と文のつながりが明確になり、筋の通った話し方になります。

読書は最良の自己投資と言えます。誰でも手軽に専門の知識を学ぶことができます。セミナーや勉強会と比べ、価格も安いです。読書量と年収が比例するというデータもあります。
読書は最良の自己投資と言えます。なぜなら、誰でも手軽に専門の知識を学ぶことができるからです。しかも、セミナーや勉強会と比べ、価格も安い。また、読書量と年収が比例するというデータもあります。したがって、読書は最良の自己投資と言えるのです。

接続詞がないと、その一文が何を伝えようしているのか、ぼやけた感じになってしまいます。接続詞を適切に使うことで、理由や付け加え、結論がどこで述べられているのかがわかりやすくなります。

なお、接続詞を使う時は同じ接続詞を連続で使わないように気を付けてください。同じ接続詞が多く使われると意味が伝わりにくくなり、くどい印象を与えます。「そして」「また」「しかし」は重複して使いがちな接続詞です。

その一文が何を伝えようとしているのかをきちんと考え、バリエーション豊かに、適切な接続詞を使うようにしましょう。

余計な情報を入れないと話がうまく聞こえる

話し方がうまくない人は、ひとつの話にいろいろな情報を詰め込みがちです。話か方がうまい人は、シンプルに伝えたいことを伝えます。

先日、レストランに行ったんですよ。そこは有名なレストランでハンバーグが美味しくて、私はハンバーグとサラダセットを頼みました。だけど注文してから30分も待たされたんです。待っている間、空腹を誤魔化すためにスマホのゲームをやってました。それで、やっと来たと思ったらハンバーグじゃなくてステーキだったんです。そのことについて店員に文句をいったら一応謝ってくれたんですけど、すごく態度が横柄だったんですよね。本当に腹が立ちました。
先日、レストランでムカついたことがあったんですよ。注文してから30分も待たされた上に、注文の品を間違われたんです。さらに店員の態度が横柄で、本当に腹が立ちました。

言いたいことがたくさんあるという気持ちもわかりますが、聞き手としては余計な情報が入ってくると、何の話をしているのか、いまいち掴みにくくなってしまいます。

プライベートな会話であれば、多少ダラダラと回り道するのもいいかもしれませんが、うまい話し方と思われるためには、やはり伝えたいことをシンプルに伝えた方がいいです。

これから話そうとしていることのテーマは何か、一番伝えたいことは何かを考えれば、自然と余計な情報は入らないようになります。

必要な主語を省略しないで話す

日本語は主語を省略しても意味が通じることが多いです。しかし、必要な主語まで省略すると意味が伝わらなかったり、誤解されたりしてしまいます。話し方がうまい人は、必要な主語を省略しないようにしています。

私が昼休憩から戻ってくると、山田さんは缶コーヒーをそっと机に置きました。どうやら午前中に資料作成の手伝いをしたお礼のようです。一礼だけして、そそくさと自分の席に戻りました。
私が昼休憩から戻ってくると、山田さんは缶コーヒーをそっと私の机に置きました。どうやら午前中に資料作成の手伝いをしたお礼のようです。シャイな山田さんは一礼だけして、そそくさと自分の席に戻りました。

上記の主語を省略した例文では、山田さんがどこの机にコーヒーを置いたのか、わからないですよね。

その後の「手伝いをしたお礼」でようやく山田さんが私にコーヒーをくれたことはわかりますが、それでも一礼して自分の席に戻ったのが「私」なのか「山田さん」なのかはわからないと思います。

必要な主語を省略してしまうと、本当に伝えたいことが伝わらず、聞き手に誤解を生じさせます。特に人物が多く登場する話しの場合、主語を省略すると大きな混乱を招きます。

話しの前後関係から主語を省略しても意味がわかる時はいいですが、そうでないときは原則として主語を省略しないようにしましょう。

話し方がうまい人は心地よいテンポで話す

話し方がうまい人は、リズミカルで聞いていて心地よいテンポで話します。難しく感じるかもしれませんが、一文を短くするだけでテンポの良い話し方になります。

新発売するスマートフォンについての説明ですが、大きく変わった点は3つあって、1つめは通話品質、2つめはカメラの画素数、3つめ3Dホログラムで、通話品質は20%向上し、これまでよりもクリアな音声で会話を楽しむことができ、カメラの画素数は2,000万画素と、あのiPhoneを超え、3Dホログラムは今機種から搭載された業界初の機能です。
新発売するスマートフォンについて説明します大きく変わった点は3つ1つめは通話品質、2つめはカメラの画素数、3つめ3Dホログラムです。通話品質は20%向上し、これまでよりもクリアな音声で会話を楽しむことができますカメラの画素数は2,000万画素と、あのiPhoneを超えました3Dホログラムは今機種から搭載された業界初の機能です。

一文というのは文章でいうと句点(「。」のこと)から句点までの文のことを指します。

一文が長いと、テンポが悪くなり、聞き手を疲れさせます。強調したい部分も伝わりにくくなり、話しの内容がすべて平坦に聞こえてしまいます。

話し手としても一文が短い方が、余裕をもって話すことができるので「えー」「あー」といった余計な言葉が入ることも防げます

例え話を用いると話しがうまく伝わる

話し方がうまい人は、例え話の達人です。難しい話を例え話を用いてわかりやすく説明できれば、話し上手と言われるだけでなく伝わる話し方ができます。

パソコンのハードディスクは、パソコンに内蔵されている記憶装置のことです。別名、内臓ストレージともいいます。補助記憶としての役割があり、長期的に保存したいプログラムやデータを保管できます。一方、メモリは一般的にパソコン内のRAMのことを指します。データやプログラムを一時的に保存する領域で、主記憶の役割を果たします。
パソコンのハードディスクは、机で言うと引き出しやキャビネットのようなもので、広ければ広い分、多くのデータを保管できます。一方、メモリは机の広さだと思ってください。狭い机だと置ける資料が限られるので、ひとつの作業しかできないですよね。同じようにメモリも小さいとソフトをたくさん立ち上げることができません。

難しい話も身近なものに置き換えたり、具体例などを入れたりして説明すると、わかりやすくなります。

置き換えの例え話は、一般的に広く知られていることや、相手の身近なものなどに例えてあげると、より伝わりやすくなります。

高度なテクニックではありますが、何かを説明した後に「たとえば……」と言うクセをつけるようにすれば、脳が一生懸命考えようとしてくれます。

日常生活でも常にアンテナを張って、置き換えられるもの、似ているものなど共通点を探すようにしてみるといいかもしれませんね。

話し方がうまい人は間をとって注目させる

大事なところで、しっかりと間をとって話すと注目を集められます。話し方がうまい人は、間を操ることも上手です。

エベレストの登山料はひとり250万円もします。
エベレストの登山料がいくらかご存知でしょうか。……実は、ひとり250万円もします。

話の一部分を強調しようとするとき、つい大きな声で話す人がいますが、それよりも間をとってから強調したいことを言った方が強く印象に残ります。

「エベレストの登山料は……ひとり250万円もします」と単に間を取るだけでもいいのですが、例文のように、疑問形にしてからの方が、聞き手が考える間ができるので、よりインパクトを与えることができます。

普段何気なく流れで話しているようなことも、伝えたい部分、知ってもらいたい部分の前で間を取ってみて、相手が注目してくれるか確かめてみてください。

まとめ

いくつかのテクニックを紹介しましたが、いずれのテクニックも、聞き手という相手の立場に立った工夫ということができます。

話し方がうまい人は、常に相手のことを考え、どういう話し方であれば伝わりやすいか、わかりやすくなるのかを第一に考えています。

思いやりのある話し方は相手も好意的に聞いてくれますし、心を開いてくれるきっかけにもなります。

相手を思いやる話し方ができるよう、まずは紹介したテクニックをぜひ、活用してみてください。

というわけで、今回は話し方がうまい!と思わせる7つのテクニックを紹介しました。では!