話し方を変えたいという人のための話し方教室が多くありますが、話し方と伝え方は違いますよね。
話し方は表面上であり主体が自分ですが、伝え方は内面的なものであり主体が相手です。相手に伝わるように話すのは多くの人にとって難しいことです。
この記事では伝え方を専門にしている伝え方教室の特徴などを紹介します。
表面上の変化ではなく、話の中身である伝え方を変えたいという人はこの記事を読むと伝え方を変える方法が見つかりますよ。
話し方教室で学べること
話し方教室では、「話す」ということそのものの悩みを解決してくれます。
話し方の悩みは人それぞれ声の出し方などの発声のこと、緊張してしまうことなどいろいろなものがありますよね。話し方教室に入ると具体的にどんなことを学ぶことができるのかまとめてみました。
「話す」ことで悩んでいる人は自分に当てはまるものがあるか見てみて下さいね。
呼吸法や声の出し方
ほとんどの話し方教室では、最初に発声やボイストレーニングの要素を取り入れています。
いくら話している内容が素晴らしいことでも、発声のせいで相手に伝わりにくければ台無しになってしまいますよね。「もっと大きな声で」「もう一回」なんて言われてしまったりするとますます委縮してしまいます。
発声やボイストレーニングをすることによって良く通る説得力のある声を出すことができればそれが自信にもつながり、堂々と話すことができるようになります。
あがり症対策
人前で緊張して頭が真っ白になったり手や声が震えたり、前日から人前で話すことを考えて憂鬱になったりなど、話す以前の問題でつまずいている人もたくさんいますよね。そんなあがり症の人を対象としたレッスンも話し方教室には多くあります。
緊張する脳の仕組みを知るところから始める教室もあれば、何度も繰り返し人前で話すトレーニングをする教室もあります。同じ悩みをもつ人同士で練習する事がほとんどなので、あがり症の人にとって参加しやすいです。
コミュ障向けの会話術
会話の輪に入っていけない、話題がなくて会話が止まってしまうというようなコミュニケーションに関する悩みも話し方教室で解決できますよ。
グループレッスンで同じ悩みを抱える人たちと交流できるのも特徴です。また、講師が元コミュ障という教室も多くあり、コミュ障の人の気持ちに寄り添ってレッスンを進めてくれます。コミュ障の人にとっては心強いですね。
話し方教室で会話下手を克服すれば、社会の中で生きていく自身もつき将来の希望も見えてくるはずです。
伝え方教室で学べること
ビジネスや日常生活の中で、スピーチが上手くいかず相手の心に響かなかったり、相手に自分の思いや意図が上手く伝わらなかったりということはありませんか?
伝え方教室では「相手に伝える」ことで悩んでいる人に、どうやったらそれらを解決できるか教えてくれます。伝え方教室に入ると具体的にはどんなことが学べるかまとめてみました。
簡潔でわかりやすい説明力
伝え方教室では、伝えたいことを整理して要点をかいつまんで必要な情報を伝える方法が学べます。
簡潔で説得力のあるわかりやすい説明ができるようになり、話に無駄がなくなります。さらに、無駄がなくなることによって話し相手に伝わりやすい表現もできるようになってきます。
商品やサービスの説明をしたり問い合わせに応えたりするなど接客業をしている人は、お客さんに対して簡潔に分かりやすく物事を伝えられる事が重要ですよね。これらをうまくこなすことが難しいと、日々の仕事に支障がでてしまいます。
伝え方教室は限られた時間や様々な場面で簡潔に説明する力が求められる職業の人に向いている教室ですよ。伝える力がつくことで、接客業などの仕事をする人の自信に繋がっていくでしょう。
話を最後まで飽きさせない工夫
伝え方が下手な人は似たようなことを繰り返したりだらだらと話したりしがちで、聞いている人が飽きてしまいます。
結婚式などの長い祝辞に飽きてくる出席者、朝会などで上司の話に眠くなる……などのシーンは誰もが経験する「聞いている人が飽きてしまう話」のあるあるですよね。
伝え方教室では伝えたいことをストーリー仕立てに話したり、相手が話に興味を持つように話したりする方法が学べるので、最後まで飽きさせない工夫の仕方がわかるようになりますよ。
自分の話を聞いている相手が飽きずに聞いてくれていることが目に見えてわかってくると、人前で話すことが楽しくなってきます。伝え方教室は講師や先生など、人前でよく話す人にも向いている教室です。
相手を行動させるプレゼンスキル
話すという行為は一方的なものですが、伝えるという行為にはその先に相手に伝わるというゴールがあります。
伝え方教室では、相手の行動というゴールに向けてどうやって話を組み立てていけば良いかというプレゼンスキルを学ぶことができます。
プレゼンスキルとは、聞き手に自分の話を理解、さらに共感させて、自分にとって望む行動をとってもらうことを成功させるためのスキルです。
子どもであってもこのプレゼンスキルが身に付いていれば、親を説得して欲しいものを買ってもらうことができます。
この能力はビジネスパーソンだけではなく、学校生活や私生活などでも相手を上手に説得し、行動させたいという人にとっては必要不可欠な身に付けるべき能力です。
新たな価値を引き出す質問力
伝え方というと、自分自身が話すことがメインのように思われがちですがそうではありません。
自分の考えを話した上で相手から新たな話題を引き出したり、別の視点で考えてもらったりすることも必要です。そうしたやり取りの中で質問力は外せない重要なスキルです。
例えば、会議で重要な物事を決定する場面、上司が部下に指導する場面、部下が上司に疑問点を確認する場面、お客さんに営業したり提案したりする場面などがあります。
こうした場面で優れた質問力を発揮できる人はスムーズで適切なコミュニケーションをとり、お互いの理解も深めることができます。
特に、コーチングやカウンセリングを仕事に取り入れている人は学んだ方がいいスキルです。
人をぐんぐん引き込む会話術
伝え方が上手な人は自然と周囲に人が集まって来ます。その人が話し始めた途端、周りにいた人はみんな聞き入ってしまう・・・。そういう人は仕事上での伝え方はもちろん、プライベートでの会話力も高いです。
同じ話の内容でも、話す人によって分かりやすく引き込まれたり、分かりにくく退屈だったりしますよね。大事な場面で相手が自分の話に興味を持って聞いてくれるということは、仕事においてもプライベートにおいても強みとなるでしょう。
伝え方教室では人を引きこむ会話術についても学ぶことができますよ。会話術について学ぶと、魅力的な言葉をつかって相手を引き込む伝え方ができるようになります。
仲間や人脈を広げたい人は、伝え方教室でこの会話術を身に付けるとうまくいくはずです。
伝え方が学べる教室
相手への伝え方に悩んでいる人にとって、上記のような悩みを解決してくれる伝え方教室はとても気になりますよね。
でも、どこに通えばいいかわからない、自分にはどの教室が合っているのだろうと考えている人に、伝え方が学べるおすすめの教室を紹介していきます。自分に合っている教室がきっと見つかるので読んでみて下さいね。
TALK&トーク コミュニケーションセンター
TALK&トークコミュニケーションセンターでは、講師によって学べる分野が異なり、まず一つ目にプレゼンテーションや営業などビジネスに関する様々な場面で、無駄なく相手の気持ちをつかむことのできる伝え方を学ぶことができます。
報告・連絡・相談はビジネスの基本ですが、ここで学ぶことでこれらもスムーズに行うことができるようになります。
二つ目に、人と距離を縮めて親しみを感じられるようになるコミュニケーション能力を学ぶことができます。話を広げて弾ませる力や、興味のない話でも楽しく話し相手の知らない一面を引き出す力が身に付きます。
オンライン生レッスンや動画、DVDでの受講も可能で、忙しいビジネスマンにはもってこいの教室です。
話し方の学校
話し方の学校では、話がまとまらず長くなってしまう、社員や部下に思いを上手く伝えられない、人の心を動かすスピーチがしたいと悩んでいる人の悩みを解決してくれる伝え方教室です。相手のyesを引き出す交渉力や目的を達成する話法などを学ぶことができます。
座学、そして実践経験を積んでいくことによって伝える力を身に着けていきます。
始めは全員目的を達成する話し方を身に着けて話す楽しさを知るためにベーシックコースから始め、徐々にレベルを上げていきます。
レベルがあがっていくと、人に伝わるスピーチができたり反対意見の人を平和的に説得できたりするようになるなど、ビジネスなどはもちろん日常生活の様々な場面で自身をもって振る舞うことができますよ。
教え方と伝え方の相談所
教え方と伝え方の相談所はビジネスに強く、人材育成まで学べる伝え方教室です。
横浜を拠点に講師が生徒のところに出向きマンツーマンでレッスンをしてくれるところが特長です。
話の組み立てがうまくできない、お客様対応が苦手、会話が続かないなど、ビジネスのことはもちろん、プライベートな場面でのコミュニケーションや人間関係に関する相談にも乗ってくれます。
対話を通して悩みの原因を探り、ピンポイントで解決策を教えてくれますよ。
最初に無料体験レッスンを受けたうえで、レッスンを続けるかどうか決めることができるので、初めての方でも安心です。
HPでは講師の雰囲気がわかる講師の1分間スピーチ動画や、話し方やコミュニケーションの悩みを解決してくれるブログも見ることができますよ。
今すぐできる伝え方のコツ
ここまで、教室でどんなことが学べるのか、どんな教室があるのかを書いてきましたが「今すぐ悩みを解決する方法を知りたい!」という人のために今すぐできる伝え方のコツをお教えします。
これらを読んできちんと意識して実践してみると、すぐに相手への伝え方や相手の反応が変わったのを実感でき、自信に繋がっていきますよ。
質問形式のつかみをする
上手に自分の話を伝えるためにはまず相手に振り向いてもらわなければなりません。第一印象が大切なのです。
そのためには「これは自分の話をしているのかな?」と相手の注意を引く必要があります。話の最初で、「あなたは〇〇で悩んでいませんか?」など質問形式のつかみをすると、相手は無意識に質問に対する答えを考えようとしますよね。
冒頭を質問形式にすることで、相手に考えさせることでただの聞き手から話の参加者にすることができるのです。
この時に、これから話す内容とは関係のない質問をしてしまうと話の内容がちぐはぐになって逆効果なので気を付けて下さいね。あくまでも話の内容にあった質問をするようにしてください。
この質問形式のつかみ、試してみると相手の反応が変わったことがすぐにわかるはずですよ。
結論から話す
上手に伝えるためには、聞き手が混乱するようなことがあってはなりません。混乱を避けるためには、最初に結論を話すようにしましょう。ここでいう結論は話のオチではなく、これからこういう話をするという全体像や話のテーマのことです。
「今から〇〇の話をします」と伝えずにいきなり詳細を話されても、「ちょっと待って、今何の話をしてるの??」と相手はついていけずにおいてきぼりをくらってしまいます。
話を聞く側は頭の中が0の状態から聞き始めますので、この人はこれからこういう事を話すのだな、という頭の中の準備が必要なのです。
最初に結論を話すことで、聞き手は相手がこれからどんな話をするのか予測でき混乱を避けることができますよ。
理由と根拠を述べる
人に伝えるということは、そこには必ず目的があります。特にビジネス上では上司に承認を得るなどの目的が多いでしょう。
しかし「〇〇すべきだと思います」と主張だけしても相手は「なぜ?」となってしまいます。そのため理由や根拠もセットで伝えると説得力が増しますよ。
相手の「なぜ?」に答える理由や根拠をきちんと伝えることが大切です。まず結論を伝え、次になぜそうなったかの理由を述べる。
そして最後に再び、「そのため〇〇です」と改めて結論を述べることで伝えることの目的を達成することができるでしょう。
普段から結論に対する理由や根拠を考えて伝えようとする癖をつけておくことを意識していると、いざそれを伝える場面が来た時に役に立ちますよ。
まとめ
伝わる話し方が身につく伝え方教室について、紹介しました。
「伝える」ということで悩んでいる人はたくさんいるはずです。悩んだままにせず一歩踏み出して伝え方教室に通ってみると、ビジネス、プライベートでの変化が実感できるはずです。
伝え方が改善され相手の反応も手ごたえのあるものになってくると、自信をもって仕事ができ、人と話すのも楽しくなりますよ。
この記事を読んでこんなふうに相手に伝わる話し方を習得したい!と思った人はぜひ伝え方教室へ足を運んでみて下さいね。