社会に出ると、他人とのコミュニケーションは必要不可欠。うまく会話をすることで、人間関係を円滑にするだけでなく仕事もスムーズにいきますよね。
しかし、「どんな話し方をすれば好かれるの?」「なにから始めたらいいのか分からない」と悩んでいいる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、人に好かれる話し方や印象を良くするコツを解説します。職場で人間関係に悩んでいる方や今すぐ実践できる方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
印象が良い人の特徴
あなたのまわりには、話していて楽しい人・落ち着く人はいますか? 人に好かれる話し方をする人は、まわりに良い印象を与えている人です。では、印象が良い人の特徴とは何でしょうか?
ここでは、人に好かれる話し方のコツを伝える前に、どんな人が良い印象を持たれるのかを解説します。それでは、さっそく見ていきましょう。
優しそうな雰囲気を持っている
優しい人には、自然と話しかけたくなりますよね。厳しい先輩や上司と話をしていると、何気ない会話でもピリッとした空気になりませんか? その反対に、雰囲気の良い人と話すと明るく穏やかな時間が流れます。また、頼み事もしやすくなりますよね。
優しそうな雰囲気を持っている人は、それだけで相手に良い印象を与えます。
笑顔を絶やさない
笑顔は、場を明るくする効果があります。楽しい人と一緒にいると、憂鬱な気分の時もつられて楽しい気持ちになることはありませんか?
「あくびは伝染する」と言われますが、笑顔も伝染するんです。また、自信があるようにも見え、仕事ができそうな雰囲気も持っています。
いつも明るい笑顔を絶やさない人は、相手の緊張感と警戒心を解き良い印象を持たれることが多いです。
いつも幸せそう
いつも楽しそう・いつも幸せそうなど、ポジティブな雰囲気を持っている人っていますよね。そういう人と会話をすると、こちらまで幸せな空気に包まれませんか?
会話が上手で印象の良い人は、まわりも包み込むくらいの幸せオーラをまとっています。「優しそう」で「笑顔を絶やさない」人は、幸せそうに見え良い印象を与えます。
好かれる話し方を習得するメリット
職場は仕事をする場所なため、「人に好かれる必要はない」と思っている方もいるかもしれません。
確かにそうかもしれませんが、好かれる話し方をすることで得られるメリットがあります。例えば、職場の同僚とのコミュニケーション。好かれる話し方のおかげでスムーズに仕事ができたら、職場に行くのも楽しくなりますよね。
そこでここからは、好かれる話し方を習得するメリットについて解説します。
仲の良い友達・同僚が増える
好かれる話し方をするということは、仲間が増えるということです。相手に「楽しい人」「話しやすい人」と思われると、好感度がアップして仲の良い友達や同僚が増えますよ。
職場で仲の良い人が増えると、仕事に行くのも楽しくなりますよね。人間関係に悩むことも少なくなり、精神的にも楽になります。
異性からも同性からもモテる
心地の良い話し方をする人や共通点の多い人は、自然と好きになりますよね。好かれる話し方をすると、異性からも同性からもモテるようになります。
この場合の「モテ」とは、「恋愛感情の好き」だけではなく「人として好き」というのも含まれます。
好かれる話し方をすれば、まわりからも大切にされ自然と人が集まるでしょう。
仕事がスムーズになる
好かれる話し方ができるようになれば、説得力のある会話をすることができます。好かれる話し方とは、相手にとって違和感なく心地の良い状態を作ること。
好かれる話し方を習得すれば、先輩や上司から可愛がられることが増え、好感を持たれるようになるでしょう。
その結果、仕事を任されるようになったり出世したりすることもあるかもしれませんよ!
好かれる話し方の10のコツ
表情が明るくて幸せそうな人は、良い印象を持ちますよね。人に好かれる話し方をするためには、会話術だけではなく表情などの雰囲気も大切なことを解説しました。
それでは、実際にどんな話し方をすれば相手に好きになってもらえるのでしょうか?
いよいよここからは、好かれる話し方のコツを10個、紹介します。
声のトーンを明るくする
同じ会話の内容でも、明るいトーンで話しているときと暗いトーンで話しているときでは、印象はずいぶん違います。心地の良い話し方をする人は、声のトーンが明るいです。
声のトーンが明るいと楽しそうに聞こえ、相手に良い印象を与えることができますよ。
また、優しそうな雰囲気がでるため相手も会話がしやすくなります。
適度な声のボリュームで話す
声の大きい人は威圧感があり、話す場所によっては「恥ずかしいな」と思うことはありませんか?
まわりの人に会話がまる聞こえだと、会話をしたいと思えませんね。反対に、声の小さい人は話している内容が聞こえづらく相手はストレスを感じてしまいます。
好かれる話し方は、大きすぎず小さすぎない適度なボリュームでハッキリ話すのがコツです。
分かりやすい言葉で伝える
会話をしていても専門用語を多く使ったり、フワフワとした抽象的な話し方だと内容が耳に入ってきませんよね。前置きが長くて結論が何なのかわからない会話も、楽しいと感じません。
好かれる話し方をする人は、相手が理解できる分かりやすい言葉で、結論を早い段階で伝えます。
相手の話を最後まで聞く
好かれる話し方をする人は、聞き上手でもあります。途中で会話を遮られると、印象が悪いですよね。
相手は最後まで話をさせてもらえないと、とてもストレスが溜まります。ですから、話している相手の話を最後まで聞きましょう。
聞くときは「うんうん」「それで?」と相槌を交えて、「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」という意思表示をしてくださいね。
相手を否定せず受け止める
否定されると、いい気はしませんよね。なので「でも」という言葉をよく使う方は、要注意です。
人と違った視点を持つことは大切ですが、「でも」という言葉を使うと相手は否定された気持ちになってしまいます。
相手と意見が違うときや理解できない内容であっても、「そうなんだね」と一旦は受け止めましょう。それから自分の考えや思っていることを話すと、聞き入れてもらいやすくなりますよ。
ポジティブな言葉を使う
人に好かれる話し方をする人は、ポジティブな言葉をよく使います。つまり、小さな幸せを見つけるのが得意ということ。「こんなことをして楽しかった」「こんなふうにされて嬉しかった」など、ささいな幸せをまわりに振り撒きます。
反対に、ネガティブなことをよく言う人とは会話したくないですよね。こちらまで暗い気分になってしまいます。
そのため、小さなことでも、楽しかったことや嬉しかったことを口に出してみてはいかがでしょうか。
共感・同調する
相手の仕草や動きを真似すると、「気持ちを分かってくれている・自分と似ている」と思わせることができます。これを心理学では「ミラーリング」と呼び、相手に親近感を覚えさせ良い印象を与えます。
また、相手と同じ声のトーン・テンポで話すとを心理学では「ページング」と呼び、ミラーリングと同じように親近感を持たせることができます。
たとえば、悩みを聞くときに相手と同じ表情と声のトーンで話すと、相手は「分かってくれる!」と感じ心の距離が近くなりますよ。相手は、あなたのことを信頼するようになるでしょう。
噂話や悪口を言わない
噂話や悪口を言う人は、どこの職場にもいるものです。「人の不幸は蜜の味」と言いますが、果たして噂話好きな人が好かれるでしょうか?
噂話や悪口は、いつか身を滅ぼします。どんなに人に好かれる話し方をしても、信頼されていなければ意味がありません。たとえ噂話や悪口を持ちかけられても、加担しないようにしましょう。
さりげなく褒める
褒められて嫌な気持ちになる人は、いませんよね。大人になると、人から褒められることが少なくなります。「あなたの話し方が好き」「あなたの考え方はいつも勉強になる」と相手を褒めると、相手への印象を良くし心を開いてくれます。
心を開いてもらえると、話を聞いてもらいやすくなりますよ。大袈裟にではなく、さりげなく褒めるというのがポイントです。
相手のことを気遣った意見が言える
会話のなかで、意見を求められることもあるでしょう。相手に共感し心地の良いトーンで話をしても、空気の読めない発言はご法度です。
相手の気持ちや意見を否定したりネガティブなことを言うのではなく、相手を気遣える意見が言えるといいですね。
なぜ相手がそのように考えたのか、どうしてこのような結果になったのか、相手の行動や言動を尊重した意見が言えると良い関係性が築けますよ。
人に好かれるには普段の態度にも気をつけよう
話が分かりやすい・聞いてて心地の良いトーンであっても、普段の態度が良い印象でなければ聞く気になれませんよね。話し方のテクニックを習得しても、普段の態度が悪いと意味がありません。
普段の立ち振る舞いは、意外と見られています。好かれる話し方を習得すると同時に、まわりにどんな影響を与えているかどうかも重要です。
ここでは、普段から気をつけておきたい態度について解説します。
挨拶ができる
当たり前のことですが、出勤したときや退勤するとき・廊下ですれ違うときなど挨拶をしましょう。ただ挨拶をするだけではなく、笑顔で明るい声のトーンでしてくださいね。
最近はマスクをつけていることが多く、相手の表情が分かりにくいです。目で笑い声の調子を上げることで、相手に良い印象を与えることができますよ。
誰に対しても平等
「えこひいき」なんて言葉がありますが、人によって態度を変えていると意外とまわりは気づくものです。誰に対しても平等に接しないと、信頼は落ちてしまいます。せっかく人に好かれる話し方を習得しても、信頼されなければ意味がありませんね。
職場には苦手な人がいるといった場合でも、基本的な挨拶や態度は平等に接するようにしましょう。
気遣いができる
しなくてもよい気遣いができると、感動を生み好印象につながります。たとえば仕事を手伝ってもらったときに、お礼だけを伝えるのではなく「助かりました」と一言添えるのも気遣いです。
反対に、自分が仕事を手伝ったときや相談されたときは「何かあったらいつでも言ってくださいね」と伝えるだけでも、相手は安心します。
忙しときほど疎かにしがちですが、マメさも大切です。
自分の感情をコントロールできる
仕事が忙しかったりプラーベートで嫌なことがあると、落ち込んでしまいますよね。どうしてもポジティブになれないときも、あるでしょう。また、トラブルなどで腹が立つことも起こり得ます。
しかし、いつまでも眉間にシワを寄せ機嫌が悪いままだと、話しかけづらいですよね。悲しいことや腹が立つことがあっても、すぐに気持ちを切り替えられるように感情をコントロールしましょう。
話すのが苦手なことを事前に相手に伝えておくのも◎
「人に好かれたい」と思う気持ちは、誰しもが抱くもの。しかし、好かれたいと思うほど空回りしてしまったり嫌われるのが怖くなって、上手く話せなくなってしまいます。
そんなときは、事前に「話すのが苦手なので上手く言えないかもしれませんが……」と事前に伝えても良いでしょう。プレゼンなど会議の場では相応しくありませんが、社内のコミュニケーションの場においては自分のことを知ってもらうのもひとつです。
あなたの素直な気持ちを伝えることで、相手は話を聞く準備ができるという効果もあります。
「話し方教室」で繰り返し練習するのもおすすめ
頭では分かっていても、いざその場になると上手くいかないこともありますよね。人と会話をするときに、どうしても「失敗したらどうしよう」「相手を不快にさせてしまわないだろうか」と不安な気持ちが横切ります。
そんなときは、前もって練習してみてはいかがでしょうか。
「話し方教室」では、ひとりひとりの悩みに合わせたレッスンを実施しています。無料のお試しレッスンもありますので、ぜひ利用してみてください。
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【まとめ】好かれる話し方を習得すればコミュニケーションが楽しくなる!
人に好かれる話し方や、印象を良くするコツを解説しました。あなたのまわりにも、みんなから好かれている人はいませんか?その人はきっと、明るくて聞き上手で心地の良い話し方をする人ではないでしょうか。
好かれる話し方を習得することで、相手に良い印象を与えます。印象が良くなれば、人とのコミュニケーションも楽しくなりますよ。さっそく、明日から実践してみてくださいね。